収容所関連品の競売中止 米、日系人の抗議受け

 【共同】第2次大戦中に米国の強制収容所に入れられた日系人の写真や絵画などをニュージャージー州の競売会社が競売に掛けようとしたところ、日系人社会を中心に「苦しみの記録で利益を上げるべきではない」などと反発が起きた。会社は15日、競売を取りやめた。

 競売は17日に予定されていた。対象となっていたのは、写真のほか、荒涼とした地に建てられた収容所での生活を描いた絵画や、収容者が手に入る材料で作ったたばこケース、装飾品、表札など約450点。

 移民の手工芸品に造詣が深く、日系人収容所に関する著書もある故アレン・イートン氏に元収容者が贈ったものだった。

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