原油安、影響広がる 米利上げで動揺拡大も 

 石油輸出国機構(OPEC)による減産見送りが、ニューヨーク市場で約6年10カ月ぶりの原油安を招き、株や為替といった金融市場にも影響が広がった。米国の株安が日本をはじめアジアに波及し、カナダなど産油国の通貨は下落した。米国は今月、9年半ぶりの利上げに踏み切る見通しで、市場の動揺はさらに拡大する可能性がある。

 7日のニューヨーク株式市場では、エクソンモービルなど石油企業の株価が急落。指標となるダウ工業株30種平均は一時、200ドル超下げた。8日の東京市場でもエネルギー関連銘柄を中心に売り注文が広がった。

 産油国の通貨も安い。主要な輸出産品である原油の市場動向と連動する傾向にあるためだ。ロイター通信によると、カナダ・ドルは対米ドルで11年ぶりの安値圏にある。ロシアの通貨ルーブルも下落基調が続いている。(共同)

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