日系人伝説のダンサー回顧、シカゴで「Sono’s Journey」3月5日上演

 日系アメリカ人で伝説のダンサー、ソノ・オーサト(Sono Osato)の人生と功績を回顧するダンスが、シカゴで上演される。シカゴの「Thodos Dance Chicago」が創作。今年1月に初上演した。

「Thodos Dance Chicago」ウェブサイトから

「Thodos Dance Chicago」ウェブサイトから

 ソノは、1919年にネブラスカ州オマハで生まれた。父ショウジは日系、母フランシスはアイルランド系フレンチカナディアン。シカゴのジャクソンパークで育った。

 1934年、14歳で、シカゴの劇場でバレエのオーディションを受け、ダンサーとしてのキャリアを築いていく。両親は、第2次世界大戦が始まるまで、1893年のコロンビア万博で日本からシカゴに寄贈された日本庭園の世話をしていた。しかし真珠湾攻撃で、ショウジは、シカゴのサウスサイドにあった強制収容所へ送られる。ソノがちょうど、ニューヨークのブロードウエーでダンサーとして脚光を浴びていたときだった。

 ソノは現在96歳で存命。日系であるがゆえの偏見や障害を乗り越えた彼女の人生を、コンテンポラリーダンスで伝える。

「Sono’s Journey」
◾️日時:3月5日(土)7:30pm
◾️会場:Harris Theater at Millennium Park (205 E. Randolph Drive, Chicago, IL 60601)
◾️問い合わせ:312-334-7777
◾️詳細:http://harristheaterchicago.org/events/2015-2016-season/thodos-dance-chicago
https://thodosdancechicago.org/events/world-premiere-sonos-journey/

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