NYの新型バスはWi-Fi搭載 〜 充電用USBポートも

 ニューヨーク市の公共輸送機関を管理するニューヨーク州都市交通局(MTA)は、高速無線LAN(Wi-Fi)や携帯電話の充電用USBポートを備えた次世代型市バスを年内に運行させる。

 クリスチャン・サイエンス・モニターによると、アンドリュー・クオモ知事は18日、年内に配備される75台の最初の1台を公開した。新型バスは車両の装備から乗車券の購入方法まで、MTAが進めている幅広い技術革新の一環。

 ニューヨークのMTAは国内最大の交通網で、利用者は1520万人、利用可能な面積は5000平方マイルに上る。バスの所有台数は5667台、バス利用者は1日200万人を超える。今後5年間でこのうち2042台に最新技術が導入される予定。

 新型車両には無料のWi-FiサービスとUSBポートが導入されるほか、旧型車両を含む数千台には情報画面も搭載される。車体の新デザインには、青色を基調にライトブルーと黄色のストライプが施された。

 新型バスのお披露目イベントでは、端末を通じてバスと電車の乗車券を購入するシステムも実演された。この新システム「MTA eTix」は年末までに使えるようになるという。

 2015年10月に承認されたMTA活性化のための投資計画は、19年までの総事業費が290億ドル。このうち約216億ドルが中核事業に、45億ドルが地下鉄およびアクセス整備に、29億ドルが橋とトンネルの整備に使われる。(U.S. Frontline News, Inc.社提供)

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