NYの新型バスはWi-Fi搭載 〜 充電用USBポートも
- 2016年5月20日
- アメリカ発ニュース
ニューヨーク市の公共輸送機関を管理するニューヨーク州都市交通局(MTA)は、高速無線LAN(Wi-Fi)や携帯電話の充電用USBポートを備えた次世代型市バスを年内に運行させる。
クリスチャン・サイエンス・モニターによると、アンドリュー・クオモ知事は18日、年内に配備される75台の最初の1台を公開した。新型バスは車両の装備から乗車券の購入方法まで、MTAが進めている幅広い技術革新の一環。
ニューヨークのMTAは国内最大の交通網で、利用者は1520万人、利用可能な面積は5000平方マイルに上る。バスの所有台数は5667台、バス利用者は1日200万人を超える。今後5年間でこのうち2042台に最新技術が導入される予定。
新型車両には無料のWi-FiサービスとUSBポートが導入されるほか、旧型車両を含む数千台には情報画面も搭載される。車体の新デザインには、青色を基調にライトブルーと黄色のストライプが施された。
新型バスのお披露目イベントでは、端末を通じてバスと電車の乗車券を購入するシステムも実演された。この新システム「MTA eTix」は年末までに使えるようになるという。
2015年10月に承認されたMTA活性化のための投資計画は、19年までの総事業費が290億ドル。このうち約216億ドルが中核事業に、45億ドルが地下鉄およびアクセス整備に、29億ドルが橋とトンネルの整備に使われる。(U.S. Frontline News, Inc.社提供)
この記事が気に入りましたか?
US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします
最近のニュース速報
-
ターゲットとショッピファイが提携 〜 ターゲットのオンラインいちばに中小の小売業者らが出店可能に
-
人工知能銘柄が今後10年の株式市場を動かす 〜 シスコの元CEOのベンチャー・キャピタリストが予想
-
2024年7月8日 アメリカ発ニュース, ハイテク情報, 米国ビジネス
スマート包帯の研究&開発が前進 〜 傷口の状態を遠隔追跡、包帯から投薬や電気刺激を可能に
-
飲食店で印刷メニューが復活~QRコード不評で
-
2024年7月1日 アメリカ発ニュース, 世界のニュース, 環境ビジネス, 米国ビジネス
ウェザーXM、ウェブ3とIoTで気象データに革新 〜 動く気象観測所群の分散型連携網を構築
-
米消費者のガソリン車好き続く~KPMGの意識調査
-
2024年6月27日 アメリカ発ニュース, 米国ビジネス, 自動車関連
対中EV貿易戦争、様々な副作用も
-
傷が早く治る、次世代ばんそうこう~医師との通信も可能に
-
生体認証決済が米国で拡大しつつある 〜 マスターカードやJPモルガンも導入へ
-
米国特許商標庁、出願者らの個人住所流出が再発 〜「不注意」が原因、影響を受けた人たちに通知