不動産業界向けの新たな技術や製品が相次ぎ登場し、同業界に新たな増収機会をもたらしている。不動産業界は従来、技術導入に消極的だとみなされてきたが、最近、それが変わりつつある。
テック・ドットCO誌が報じたCBインサイト(CB Insights)の調べによると、不動産業界向け技術企業らは2016年第2四半期に総額13億7000万ドルのベンチャー・キャピタルを調達した。
不動産業界向け台頭技術の一つは、不動産投資家を不動産仲介業者や不動産物件と結びつける検索エンジンだ。検索エンジン提供のリヴェスター(Revestor)のビル・リオンズCEOは、「(不動産を探す)消費者がオンライン検索を多用するようになっており、不動産仲介業者がそれへの対応を急いでいる」と話す。
不動産業界とは関係ない技術傾向も、同業界を急速に変えつつある。ビッグ・データ関連技術はその一つだ。エアビーアンドビー(AirBnB)や VRBOといった民泊情報提供サービスの成功によって短期賃貸物件の価値が上昇した結果、それらの物件情報を投資家向けに収集するために、不動産専門家らがビッグ・データ技術を活用し始めている。
また、投資家への販促材料として仮想現実(VR)技術の活用も広がっている。物件に実際に案内する前にVR映像を見せることで、取り引きの効率向上に役立てている。
【http://tech.co/real-estate-tech-new-markets-2017-01】(U.S. Frontline News, Inc.社提供)
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