モデルS、335マイル走行可能に〜テスラ、航続距離延ばす

 電気自動車(EV)のテスラ・モーターズは、航続距離が335マイルという高級セダン「モデルS」の最新版「100D」を発表した。
 
 ウォールストリート・ジャーナルによると、2017年1月20日に同社サイトに掲示された情報では、最新モデルは100キロワット時(kWh)のバッテリーを搭載し、1回の充電で走れる距離が従来の最高記録より20マイル長い。テスラは16年8月、100kwhバッテリーで航続距離315マイルの高性能版「モデルS P100D」を発売し、業界の新基準を確立していた。
 
 これに対し、ゼネラル・モーターズ(GM)の完全EV「シボレー・ボルト(Bolt)」の航続距離は238マイル、BMW「i3」は114マイル。ただし価格はいずれもモデルSよりはるかに安い。
 
 ハイエンドの初級グレード「100D」は輸送費込みで9万3700ドルから、より高い機能を備えた「P100D」は13万5700ドルからで、0〜60マイル/時加速は100Dは4.2秒だが、P100Dは2.5秒となっている。
 
 テスラは17年中により小型で低価格のセダン「モデル3」を発売する予定で、航続距離は215マイルを目指している。(U.S. Frontline News, Inc.社提供)

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