自動車製造大手らを含む計11社は、ミシガン大学が進める自動運転車試験施設のMシティー(Mcity)に今後3年間で総額1100万ドルを投資する。
投資する11社は、フォードやGM、ホンダ、トヨタを筆頭に、デルファイ、デンソー、 ベライゾン、インテル、LG、ステイト・ファーム・ミューチュアル自動車保険、そして エコノライト(Econolite)。
デトロイト・ニュースによると、自動車メーカーや部品供給業者は、自社の自動運転技術の実証を目指し、インテルは車載チップの開発を強化し、それ以外の会社らは交通管理システムとそれに関する通信網技術を提供する。
「自動運転車社会の実現に向けて自動車業界と技術業界、通信業界の収束が加速している」とデトロイト商工会議所のグレン・スティーブンス代表は指摘する。
Mシティーは、自動車の無線通信機能や無人車の新技術を試験するために構築された 模擬市街(市街を模してつくられた実物大かつ実験用の町)で、アナーバーにあるミシガン大学ノース・キャンパスのなかにある。
今回の投資発表は、ミシガン州イプシランティ市にあるアメリカン・センター・フォー・モビリティー(American Center for Mobility=ACM)に韓国現代が500万ドルを投資することを表明した1週間後に明らかになった。ACMには、フォードとトヨタがそれぞれ500万ドルを投資している。
Mシティーとミシガン大学の輸送研究所(Transportation Research Institute)が次世代車の研究に投じる投資総額は、2020年までに1億ドルを超える見通しだ。
【http://www.detroitnews.com/story/business/autos/mobility/2017/10/31/mcity-car-test-site-gets-boost-industry/107210346/】 (U.S. Frontline News, Inc.社提供)
この記事が気に入りましたか?
US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします
最近のニュース速報
-
2025年4月24日 アメリカ発ニュース, ハイテク情報, 米国ビジネス
エッツィーとイーベイ、ソーシャル・メディアの手法を追求 〜 高度個人化によるソーシャル・コマース化で販売拡大をねらう
-
サービスナウ、内蔵人工知能代理人群を提供 〜 より多くの会社や部署での導入を刺激
-
米国の勤め人たち、毎日出社に戻る気なし 〜 雇用側も容認、遠隔労働はしばらく続く見通し
-
膵臓がんの早期発見、人工知能の活用で劇的に前進 〜 メイヨー・クリニックの教授ら、精度92%の人工知能モデル群を構築
-
2025年4月14日 アメリカ発ニュース, 米国ビジネス, 自動車関連
EV充電施設を狙ったサイバー攻撃が増加
-
アップル、ヘルス・アプリケーションを刷新へ 〜 人工知能医師機能を大幅に拡充
-
2025年4月10日 アメリカ発ニュース, ハイテク情報, 米国ビジネス
生成人工知能をもっとも使っている職種や業界がデータで明らかに 〜 アンスローピックの利用者調査結果が実態を明示
-
2025年4月9日 アメリカ発ニュース, 世界のニュース, 米国ビジネス, 自動車関連
車の新モデル発売延期相次ぐ~サプライヤーは苦境に
-
ダラスおよびフォート=ワースがデータ・センター拠点として浮上 〜 安価な電力や低い税率が追い風に
-
2025年4月1日 アメリカ発ニュース, 世界のニュース, 米国ビジネス, 自動車関連
BYDの急速充電システム、5分で400キロの走行距離延長