爆発規模、前回の2.5倍 核実験で米専門家推計

 【共同】シンクタンク、核脅威削減評議会(NTI)は19日、北朝鮮が12日に実施した3度目の核実験の爆発規模について、2009年の前回実験の2.5倍に相当する12.5キロトン程度だった可能性が高いとの見方を明らかにした。複数の研究者らの計算に基づく推計としている。

 韓国国防省の推定6〜7キロトンを大幅に上回ることになり、事実であれば核実験が「成功した」との評価につながる可能性がある。NTIは同時に、不確実な部分も多いとして、爆発規模の可能性として5〜15キロトンの幅を持たせ、その中でも12.5キロトン程度である可能性が最も高いとした。広島に投下された原爆は16キロトン、長崎は21キロトンだった。

 NTIによると、複数の米研究者らは、今回の爆発による地震波から、実験が前回と同じ北東部咸鏡北道の豊渓里にある核実験場の同一坑道内の同じ深さで行われたと結論付けた。これに基づき、今回の爆発規模は前回の2.5倍程度だったと試算。前回は5キロトン前後だったとした。

この記事が気に入りましたか?

US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします

最近のニュース速報

アメリカの移民法・ビザ
アメリカから日本への帰国
アメリカのビジネス
アメリカの人材採用

注目の記事

  1. 日本では、何においても横並びが良しとされる。小学校への進学時の年齢は決まっているし、学校を...
  2. Water lily 今年は年頭から気にかかっている心配事があった。私は小心なうえに、何事も...
  3. 峡谷に位置するヴァウリアル滝の、春から夏にかけて豪快に水が流れ落ちる美しい光景は必見。島には約16...
  4. 2024年6月3日

    生成AI活用術
    2024年、生成AIのトレンドは? 2017年に発表された「Transformer」...
  5. 今年、UCを卒業するニナは大学で上級の日本語クラスを取っていた。どんな授業内容か、課題には...
  6. ニューヨーク風景 アメリカにある程度、あるいは長年住んでいる人なら分かると思うが、外国である...
  7. 広大な「バッファロー狩りの断崖」。かつて壮絶な狩猟が行われていたことが想像できないほど、 現在は穏...
  8. ©Kevin Baird/Flickr LOHASの聖地 Boulder, Colorad...
ページ上部へ戻る