アフリカゾウ密猟急増 象牙目当て、日本も消費国

 【共同】日本を含めたアジア各国で高値で取引される象牙目当てのアフリカゾウの密猟と密輸がここ数年、急増傾向にあるとの報告書を国連環境計画(UNEP)や国際自然保護連合(IUCN)などのチームが7日までにまとめた。中国やタイなどでの需要が急増していることが背景にある。

 チームは「アフリカゾウは生息地の破壊も深刻で、このままでは種の存続が脅かされる」と警告、バンコクで開催中のワシントン条約締約国会議で、関係国に対策強化を勧告した。印鑑や装飾品などの象牙市場を抱える消費国の一つとして、日本も取引監視体制の強化などを求められそうだ。

 アフリカゾウの生息国で確認されたゾウの死体のうち、密猟で殺されたとみられるゾウの比率は、2005年の24%から11年には70%にまで上昇した。

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