中国漁民、監視船に移乗 尖閣で取り締まり行為

 【共同】沖縄県・尖閣諸島の排他的経済水域(EEZ)内で7日午後、中国の漁業監視船の乗組員が中国漁船に乗り込み、漁民数人を監視船に移乗させた。第11管区海上保安本部(那覇)によると、監視船は中国漁船に同様の取り締まり行為を過去にも行ったが、漁民を監視船に移乗させたのは初めて。

 尖閣諸島周辺の領海外側にある接続水域では7日、前日に領海侵入した海洋監視船3隻、漁業監視船2隻が確認された。尖閣周辺を中国当局の船が航行するのは4日連続となった。

 11管によると、午後3時25分ごろ、大正島西約39キロで漁業監視船「漁政32501」がゴムボートを降ろし、近くで漂泊していた中国漁船に横付けして乗組員が漁船に乗り込んだ。その後、漁民3人が漁政32501に移乗した。

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