前イタリア首相に禁錮1年 捜査情報漏えい罪

 【共同】ANSA通信によると、イタリア北部ミラノ地裁は7日、捜査上の秘密情報を漏えいした罪で、ベルルスコーニ前首相に求刑通り禁錮1年を言い渡した。前首相は控訴するとみられ、直ちに収監されることはない。

 前首相の弟パオロ・ベルルスコーニ氏が経営する日刊紙ジョルナレは2005年12月31日付で、捜査当局がインサイダー取引容疑などで捜査していた大手保険会社の幹部と、当時の野党の有力下院議員とが親しげに話す電話の盗聴内容を掲載。検察側は、前首相が野党の評判を落とすために盗聴記録の公表に加担したと指摘していた。

 地裁はパオロ氏にも禁錮2年3月(求刑禁錮3年3月)を言い渡した。イタリアの刑事裁判では通常、判決理由は後日開示される。

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