ドミニカが準決勝進出 WBC米国は敗復2回戦へ

 【共同】野球の第3回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)は14日、マイアミで2次ラウンド2組の2回戦を行い、ドミニカ共和国が3—1で米国を下して2大会ぶりの準決勝進出を決めた。敗れた米国は15日(日本時間16日)の敗者復活2回戦に回り、プエルトリコと対戦する。

 ドミニカ共和国は1—1の9回に代打アイバーの適時打などで2点を勝ち越し、最後は抑えのロドニーが三者凡退で締めた。米国は1回に1点を先制したが、追加点を奪えなかった。

■まるで優勝したような騒ぎ 宿敵米国下したドミニカ

 抑えのロドニーが最後の打者を三飛に仕留めると、喜びを爆発させたドミニカ共和国の選手たちが一斉にベンチから飛び出した。まるで優勝したような騒ぎが、ライバル米国を倒した勝利の大きさを物語っていた。

 1—1の9回に先頭打者クルーズが二塁打で出塁すると、1死三塁から代打に立った巧打のアイバーが右前に適時打を放って勝ち越しに成功した。さらにレイエスの適時打も飛び出して2点差をつけ、最後はロドニーが三者凡退で片付けた。

 試合後のペーニャ監督は感無量の表情。言葉を詰まらせながら「全ての選手がチームのために一つにまとまった」と話し、テハダやドテルら投打のベテランがチームをまとめて結束力を高めたチームをたたえた。

この記事が気に入りましたか?

US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします

最近のニュース速報

アメリカの移民法・ビザ
アメリカから日本への帰国
アメリカのビジネス
アメリカの人材採用

注目の記事

  1. 日本では、何においても横並びが良しとされる。小学校への進学時の年齢は決まっているし、学校を...
  2. Water lily 今年は年頭から気にかかっている心配事があった。私は小心なうえに、何事も...
  3. 峡谷に位置するヴァウリアル滝の、春から夏にかけて豪快に水が流れ落ちる美しい光景は必見。島には約16...
  4. 2024年6月3日

    生成AI活用術
    2024年、生成AIのトレンドは? 2017年に発表された「Transformer」...
  5. 今年、UCを卒業するニナは大学で上級の日本語クラスを取っていた。どんな授業内容か、課題には...
  6. ニューヨーク風景 アメリカにある程度、あるいは長年住んでいる人なら分かると思うが、外国である...
  7. 広大な「バッファロー狩りの断崖」。かつて壮絶な狩猟が行われていたことが想像できないほど、 現在は穏...
  8. ©Kevin Baird/Flickr LOHASの聖地 Boulder, Colorad...
ページ上部へ戻る