ダッソー・システムス、アップル・ヴィジョン・プロ用アプリケーション群を提供へ〜三次元VR/AR機能を製品設計や製造業に提供

フランスの産業向けソフトウェア大手ダッソー・システムス(Dassault Systemes)は2月25日、アップル・ヴィジョン・プロ(Apple Vision Pro)を既存の三次元体験プラットフォームに統合し、複数のアプリケーションを通じて空間電算を提供することを目的に、アップルと提携したことを明らかにした。

ダッソーは、仮想計画や製品設計、製造業向けの三次元ツール群や生産過程仮想模擬化を簡便化にするソフトウェアや、「ヴァーチャル・ツイン」という概念を含む三次元体験プラットフォームに強みを持つ。

アップル・インサイダー誌によると、テキサス州ヒューストンで開かれた3Dエクスペリエンス・フォーラム(産業界向け催事)で発表された両社の提携では、ダッソーがアップルの仮想現実/拡張現実(VR/AR)ヘッドセット「ヴィジョン・プロ」の高性能の検知器とカメラを活用することで、ヘッドセットを使ってデジタル・ツインを業務用に使えるようにするアプリケーション群を開発する。

利用者らはそれによって、製品設計や生産現場の業務においてリアルタイムで仮想協働できるようになる。また、従業員の技能研修や職能訓練、三次元モデリング、物流といった用途にも応用可能だ。ヴァーチャル・ツインに空間電算を組み合わせることで、製品開発や生産過程の質が向上すると期待される。

空間電算(spatial computing)とは、現実空間とデジタル空間を融合する技術の総称だ。AR(拡張現実)やVR(仮想現実)、MR(複合現実)は空間電算の一部と位置づけられる。空間電算の利点としては、ヘッドセットによってソフトウェアを使え、デジタル・コンテントを眼前の三次元映像で視聴でき、キーボードやコントローラーといった器具を使わずに手や目線の動きでアプリケーションを操作できることが挙げられる。

(Gaean International Strategies, llc社提供)

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