漁業網の廃棄物再生でじゅうたんを製造

 じゅうたん製造大手のインターフェイス(Interface)は、海に廃棄された漁業網を漁師との協力によって回収し、じゅうたんとして再生利用している。グリーンビズ誌によると、タイルのように張り替えや継ぎ足しが可能なモジュラー式じゅうたんで知られる同社は、協力する漁師に収入源をもたらし、漁業組合との提携も結び、廃棄された漁業網の再生利用生態系を構築しようとしている。

▽持続可能性活動の先駆者

 インターフェイスは、2012年6月、「世界海洋の日」に合わせて、フィリピンの漁村との業務提携を試験的に立ち上げた。

 同社は、じゅうたんの再生利用原料含有率を高めるために様々な研究を進めている。現在、同社製品に占める再生利用繊維の含有率は平均40%、なかには再生利用原料だけで作られたじゅうたんもある。

 同社の創業者レイ・アンダーソン氏は、持続可能性の重要性に早くから注目した人物として知られる。1994年に社を挙げた持続可能性活動を… 続きを読む

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