FBI失態か、政権打撃も 死亡容疑者、2年前に聴取

 【共同】ボストン連続爆破テロの2容疑者のうち、死亡した兄のタメルラン・ツァルナエフ容疑者(26)について、米連邦捜査局(FBI)がロシア政府の要請で2年前に事情聴取していたことが判明した。国境を越えたテロ監視網に一度は掛かった同容疑者。なぜ犯行を防げなかったのか。FBIの「失態」は、オバマ政権にとって打撃となる可能性が出てきた。

 「容疑者の身元が特定されたのを受け、記録を見直した結果、2011年に外国政府から情報の照会があったことが判明した」。今回のテロを予見させる事前情報はなかったとしてきたFBIが19日夜、タメルラン容疑者が過去に監視対象となっていたことを認める声明を発表した。

 ロシアは米側に、同容疑者が「イスラム過激派の強力な支持者」で、10年以降、地下組織に加入する動きを見せているとの情報があると指摘。FBIは米政府のデータベースを使って通話内容やインターネットの閲覧記録を調べたほか、本人や家族の事情聴取をしたが、テロにつながる情報は見つからなかったと説明している。

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