GE、ピヴォタルに巨額を出資 〜EMCとVMウェアから独立した新興企業

 ゼネラル・エレクトリック(GE)は、EMCとVMウェアから先日独立した新興企業のピヴォタル(Pivotal)に1億500万ドルを出資した。

 ピヴォタルは、EMCのストレージ技術とVMウェアの仮想化技術を組み合わせ、VMウェアのパース(PaaS)である「クラウドファウンドリー(CloudFoundry)」や、ハドゥープ(Hadoop)「ピヴォタルHD」版を中核製品とする。ピヴォタルの最高経営責任者(CEO)には、VMウェアのポール・マリツ氏が就任している。

 データメーション誌によると、GEのジェフ・イメルトCEOは、ピヴォタルの設立記念式典に出席し、GE独自の戦略「産業インターネット構想」のなかでデータ分析が重要になると話し、同構想にピヴォタルの技術が貢献する考えを示した。

 「スマート・マシンや大規模データ(Big Data)分析、モバイル就労が今後のカギを握る」「それらすべてが航空や電力、石油・ガス業界で使われるようになり、多大な用途を見出すだろう」とイメルト氏は述べた。

 同氏によると、それらの用途には、資産配分の最適化や業務効率化が含まれる。業務上の小さな変化が、納期管理や顧客体験に大きな変化をもたらし、数十億ドルという単位の利益につながる可能性がある。

 「大量のデータをリアルタイムで管理し、従業員や顧客が使える情報にしていくという点で、ピヴォタルが重要な提携先になると考えている」と、イメルト氏は語った。

 GEのグローバル・ソフトウェア事業担当副社長ビル・リュー氏は、産業インターネット構想が、GEの顧客業界に抜本的な変化をもたらすと説明。「あらゆる機械をもっとインテリジェントにする」「大量のデータを収集して分析し、生産性を引き出す」とリュー氏は話す。

 「風力タービンを効率的に稼動させて、送電網と通信することで、需要との均衡を上手に取るにはどうすればよいか」「それらはすべて、検知器や分析、大規模データによって実現する」とリュー氏は述べ、ピヴォタルの技術がそれらに大きく寄与する可能性に期待を示した。

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