MSPアライアンス、クラウド保険を開発 〜データ消失を金銭的に填補

 マネージド・サービスとクラウド電算業界団体のMSPアライアンス(MSPAlliance)は、世界最大手の非上場独立系保険ブローカーのロックトン・アフィニティ(Lockton Affinity)と協力し、特定のシステム障害に対応するサービス事業者向け保険「クラウドおよびマネージド・サービス保険(Cloud and Managed Services Insurance)」を開発した。

 フォーブス誌によると、新保険は、MSPアライアンスが提供する統合認定基準(UCS=Unified Certification Standard)を完了した同団体会員を対象に提供される。

 保険の填補限度額は、オプションによって損害賠償請求あたり100万〜1000万ドルで、控除免責金額は同2500〜1万ドル。

 クライド環境で起こる問題に特化して保証する、いわゆるクラウド保険は、クラウドインシュア(cloudinsure)からも提供されている。

 MSPアライアンスによると、標準的損害保険は、データの破壊や消失に対応していない。対照的にサイバー保険は、データ消失の理由に関係なく、データの復旧と修復を保険の範囲内で包括的に保証する。

 新保険は、サービス事業者と顧客との間で結ばれるサービス水準合意(SLA)の一部として提供されるほか、サービス事業者と提携する保険会社からも販売される。

 アマゾン・ウェブ・サービシズ(Amazon Web Services)やグーグル(Google)、セールスフォース(Salesforce)、マイクロソフト(Microsoft)といったクラウド大手は、サービス中断時の対応として、顧客にクレジットを与えることがある。

 保険登場を受けて、クレジット提供から金銭的保証に移行するかどうかは、今後の動きを見守る必要がある。

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