治験の効率改善で協力〜欧米医薬品大手10社

 欧米の医薬品大手10社がこのほど、治験薬の試験方法改善で協力することで合意し、非営利団体「トランセラレイト・バイオファーマ(TransCelerate BioPharma)」を設立した。

 ワシントン・ポストによると、治験をめぐっては、数十年にわたってコスト上昇や生産性低下の問題が指摘されている。1つの治験薬が当局から承認されるまでに約5000〜1万種類の薬が商品化に失敗しており、業界全体の新薬開発コストは1970年代の約1億4000万ドルから12億ドル超に達している。新しい化合物を発見してから認可を得るまでの期間は、平均10〜15年になるという。

 新組織は、臨床試験の準備および実施の… 続きを読む

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