米将校17人を処分 核ミサイル運用部隊

 【共同】ノースダコタ州マイノット空軍基地の将校17人が4月に、核ミサイルの運用管理に携わる権限を60日以上剥奪される内部処分を受けていたことが分かった。定期の技能審査で問題が発覚したとされるが、一度に17人もの将校が処分されるのは異例。AP通信が8日伝えた。

 空軍は核ミサイルの管理に危険が及ぶことはなかったとしているが、核戦力の一端を担う重要な部隊の危うい運用体制を浮き彫りにした。

 ウェルシュ空軍参謀総長は同日の上院公聴会で「習熟度というよりも態度の問題が大きい」と述べ、規律の緩みが問題の根源にあるとの認識を示した。国防総省のリトル報道官によると、処分はヘーゲル国防長官にも報告された。

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