売春反対義務付けは違憲 米最高裁、NGO資金援助

 【共同】米連邦最高裁は20日、エイズ患者への支援などで公的な資金援助を受ける非政府組織(NGO)に対し、売春に反対することを米政府が義務付けているのは言論の自由を定めた憲法に違反するとの判断を示した。NGO側は、今後の活動に好影響を与えるとして判決を歓迎している。

 発展途上国などでエイズ対策に当たる米国の4団体が、売春や人身売買に明確に反対することを資金援助の条件とした2003年の米国のエイズ対策法は違憲だとして政府側を訴えていた訴訟の判決。

 世界には売春を違法にしていない国もあり、NGO側は売春反対の立場を鮮明にすると「支援先の国の政府と関係が悪化しかねない」などと懸念していた。

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