海軍の次世代ジャマー契約、レイセオンが落札

 米海軍はこのほど、次世代の電子戦に備えた妨害電波発信器(ジャマー)の開発を、軍需大手レイセオンに発注した、契約金額は2億7940万ドル。

 ロサンゼルス・タイムズによると、電子戦技術は軍が空からの爆撃を行う際に重要で、空爆作戦ではジャマーを搭載した飛行機が戦闘機や爆撃機と一緒に飛び、妨害電波を発しながら敵のレーダーを混乱させて味方が感知・迎撃されないようにする。

 ジャマー開発契約の競争入札に参加したのは、レイセオンのほかノースロップ・グラマン、BAEシステムズ、ITT/ボーイング連合だった。レイセオンは今後22カ月以内に新しいジャマーの基本デザインを開発し、2020年までの生産開始を目指す。新型ジャマーは「EA-18グラウラー」に搭載される。

 グラウラーは、戦闘攻撃機「F/A-18スーパーホーネット」を基にした電子戦機で、爆弾の代わりにレーダー、アンテナ、ハイテク装置などを搭載している。

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