超セレブに賛否両論 新風か、未経験で失敗か

 【共同】暗殺されたケネディ元大統領の長女、キャロライン・ケネディ氏(55)が次期駐日大使に決まった。知名度抜群の「超セレブ」の起用には賛否両論が渦巻く。女性初の駐日米大使として新風を吹き込むのか、経験の乏しさに足をすくわれるのか。米国内では、将来の政界進出への布石との観測も広がる。

 「素晴らしい献身ぶりで、仕事に取り組むだろう」。オバマ大統領は24日、今回の人事に強い期待を込めた。

 悲劇が続いた名門の出身。ケネディ氏は、幼いころから米国民に成長を見守られてきた特別な存在だ。最近は自選の詩集の出版記念サイン会で全米を奔走。ケネディ氏に一目会いたいと願う市民が長い列をつくる光景は、彼女が米社会のスターであることを物語る。

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