米国の家族構成に変化〜「夫婦と未成年の実子」は減少

 米国の家族構成が急激に変化しているという調査結果を、オハイオ州立大学の社会学者が発表した。

 クリスチャン・サイエンス・モニターによると、若い米国人の結婚年齢はかつてないほど高くなり、結婚自体が減って一生独身という人が増えている。一方、離婚や再婚が増えており、経済的な理由から実家で親と同居する成人が増えている。

 また、教育レベルが高く経済的に安定した白人の家庭環境が、教育レベルが低く貧困なマイノリティ層より安定しているという格差もより広がっている。

 オハイオ州立大のゼンチャオ・キアン教授(社会学)が、国勢調査局によるアメリカン・コミュニティ調査(2008〜10年に実施)を分析して分かった。キアン教授は「もはや典型的な米国の家庭というものは存在しない。ただし、離婚や再婚率が比較的低く、未婚者同士の同居も少ない移民世帯はそれに近いと言えるかも知れない」と指摘した。

 結婚した夫婦を中心とする家庭は、教育面や社会面で子供に良い影響を与えるため、伝統的な家庭が減ることは良くない傾向と考えられる。ただし親が結婚しているから良い結果につながるのか、結婚している親は子供に良い影響を与える別の資質を持つためなのかについては意見が分かれている。

 ニューヨーク・タイムズによると、30歳未満の女性で婚外子を持つ割合が激的に高まり、今は50%に達しているという。婚外子のほとんどは同居中の男女の間に生まれているが、こうしたカップルはいずれ別居する可能性が結婚する可能性の2倍も高く、ミシガン大学の調査では、同居カップルの3分の2は子供が10歳になるまでに分かれている。

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