対テロ訓練に機密の壁 18カ国、連携に課題

 【共同】東南アジア諸国連合(ASEAN)拡大国防相会議の18カ国による初の対テロ訓練が13日、インドネシア・ジャワ島ボゴールで5日間の日程を終えた。テロ対策には国ごとに独自の機密情報があるため、多国間連携の難しさが浮き彫りになった。

 開催地となったインドネシアは、テロ情報の収集・分析や、有事における部隊運用の経験共有が訓練の主な目的と説明。ただ、ある参加国の国防当局者は「同盟関係にない国も参加しており、秘匿性の高い情報を提供しないのは当然だ」としている。

 訓練にはASEAN10カ国と日本、米国、韓国、中国、ロシアなど域外8カ国が参加。机上訓練の参加者は「表面的な議論で終わり、突っ込んだ話はできなかった」と述べた。沖縄県・尖閣諸島問題を抱える日中が机上訓練で同席することもなかったという。

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