平均余命の「格差」拡大 世界の50歳女性でWHO

 【共同】世界保健機関(WHO)は27日までに、世界の50歳女性の平均余命に関する報告書をまとめた。各国とも年々長くなる傾向がみられる一方、所得の高い国と低い国との間で余命の「格差」が広がっていると警告、対策を急ぐよう促した。

 報告書によると、50代以上の女性の主な死因は高所得国、中低所得国にかかわらず心臓血管の疾患とがん。50歳女性の平均余命は1985年から2012年にかけ、各国とも着実に延びている。

 しかしWHOによると、メキシコやアフリカ諸国など中低所得国ではその間、平均で25.8年から28.3年に2.5年延びたのに対し、日本や欧米諸国など高所得国では31.0年から35.0年に4.0年増加。例外はあるものの、高所得国の方が延びが大きい傾向がみられた。

この記事が気に入りましたか?

US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします

最近のニュース速報

アメリカの移民法・ビザ
アメリカから日本への帰国
アメリカのビジネス
アメリカの人材採用

注目の記事

  1. 日本では、何においても横並びが良しとされる。小学校への進学時の年齢は決まっているし、学校を...
  2. Water lily 今年は年頭から気にかかっている心配事があった。私は小心なうえに、何事も...
  3. 峡谷に位置するヴァウリアル滝の、春から夏にかけて豪快に水が流れ落ちる美しい光景は必見。島には約16...
  4. 2024年6月3日

    生成AI活用術
    2024年、生成AIのトレンドは? 2017年に発表された「Transformer」...
  5. 今年、UCを卒業するニナは大学で上級の日本語クラスを取っていた。どんな授業内容か、課題には...
  6. ニューヨーク風景 アメリカにある程度、あるいは長年住んでいる人なら分かると思うが、外国である...
  7. 広大な「バッファロー狩りの断崖」。かつて壮絶な狩猟が行われていたことが想像できないほど、 現在は穏...
  8. ©Kevin Baird/Flickr LOHASの聖地 Boulder, Colorad...
ページ上部へ戻る