富士通、通信網セキュリティ製品を投入 〜 販売網強化で提携制度を開始
- 2013年10月10日
- ハイテク情報
富士通コンピュータ・プロダクツ・オブ・アメリカ(FCPA=Fujitsu Computer Products of America)は、通信網セキュリティ・アプライアンス「アイネットセック・スマート・ファインダー(iNetSec Smart Finder)」を北米市場に投入する。
同社はそれに合わせて、同製品の再販業者向け提携企業プログラム「アイネットセック・スマート・ファインダー・リセラー・プログラム(iNetSec Smart Finder Reseller Program)」を開始した。
サーチITチャンネル誌によると、FCPAは、アイネットセック・スマート・ファインダーをチャンネル・パートナー経由でのみ販売する。
FCPAでは、通信網構築や通信網セキュリティ、設定とサポート分野の経験が豊富でウィンドウズ・サーバー(Windows Server)の専門知識を持つ企業を再販提携業者として探しており、これまでに数社と契約した。
アイネットセック・スマート・ファインダー・リセラー・プログラムでは取引先に対し、割引プログラムや取引登録、商機生成、教育および訓練を提供する。
アイネットセック・スマート・ファインダーは、数年前に日本で発売された。
FCPAが北米市場にセキュリティ製品を投入するのは今回が初めてで、BYOD(個人所有の携行型情報端末を職場で業務利用すること)の浸透を背景に、企業に対する通信網セキュリティ脅威の高まりに応えるのが狙い。
FCPAでは提携企業プログラムを通じ、特に医療サービスや教育分野の中小企業、および地方政府と財務会計向けに市場を開拓する。
アイネットセック・スマート・ファインダーの価格は6995ドルから。アプライアンスあたり3000エンド・ポイントをサポートする。
同分野には、ブラッドフォード・ネットワークス(Bradford Networks)やフォアスカウト・テクノロジーズ(Forescout Technologies)、ネットクラリティ(NetClarity)がすでに参入している。
この記事が気に入りましたか?
US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします
最近のニュース速報
-
2024年7月16日 アメリカ発ニュース
米技術業界重鎮ら、トランプ氏の激励をあいついで表明 〜 暗殺未遂速報を受けて続々と投稿
-
ターゲットとショッピファイが提携 〜 ターゲットのオンラインいちばに中小の小売業者らが出店可能に
-
人工知能銘柄が今後10年の株式市場を動かす 〜 シスコの元CEOのベンチャー・キャピタリストが予想
-
2024年7月8日 アメリカ発ニュース, ハイテク情報, 米国ビジネス
スマート包帯の研究&開発が前進 〜 傷口の状態を遠隔追跡、包帯から投薬や電気刺激を可能に
-
飲食店で印刷メニューが復活~QRコード不評で
-
2024年7月1日 アメリカ発ニュース, 世界のニュース, 環境ビジネス, 米国ビジネス
ウェザーXM、ウェブ3とIoTで気象データに革新 〜 動く気象観測所群の分散型連携網を構築
-
米消費者のガソリン車好き続く~KPMGの意識調査
-
2024年6月27日 アメリカ発ニュース, 米国ビジネス, 自動車関連
対中EV貿易戦争、様々な副作用も
-
傷が早く治る、次世代ばんそうこう~医師との通信も可能に
-
生体認証決済が米国で拡大しつつある 〜 マスターカードやJPモルガンも導入へ