米欧FTA交渉に悪影響も 盗聴疑惑でEU副委員長

 【共同】米情報機関による盗聴疑惑をめぐり、欧州連合(EU)欧州委員会のレディング副委員長(司法担当)は29日、訪問先のワシントンで、米国が欧州の信頼を回復する行動を取らなければ、EUとの自由貿易協定(FTA)交渉の行方に悪影響を与えかねないと警告した。

 レディング氏はFTAが実現すれば米欧だけでなく、世界全体の貿易に良い影響をもたらすと意義を強調。一方で、米国が欧州市民の個人情報保護に真剣に取り組まなければ「協定の締結を簡単に頓挫させうる」と指摘した。

 貿易協定の締結には欧州議会の承認が必要で、レディング氏は「(欧州の信頼が回復されなければ)議会は協定を拒否しかねない」と述べた。

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