東西の海岸沖に浮かぶはしけはグーグルの事業か 〜 正体不明で憶測を呼ぶ

 グーグル(Google)のプロジェクトに関係すると思われる「はしけ」がサンフランシスコ湾とメイン州ポートランドの海上に発見され、憶測を呼んでいる。

 サンフランシスコ湾に浮かぶはしけの存在は先週、Cネット誌によって報じられた。

 データ・センター・ノーレッジ誌によると、はしけには輸送用コンテナが高々と積み重ねられており、それがグーグルのデータ・センターかもしれないと噂されている。

 その後、ポートランド・プレス・ヘラルド紙も、ほぼまったく同じものがポートランドにもあると報じた。

 はしけは両方とも、バイ&ラージ(By and Large LLC)の所有物となっている。その名前は、「ウォーリー」はじめとするピクサーの映画で使われた架空の会社の名前だ。

 Cネットによると、グーグルはデータ・センターのプロジェクトに際し、LLC(有限責任会社)を以前に使ったことがある。また、そのほかにも、バイ&ラージが何らかの形でグーグと関係する会社であることを示唆する要因がいくつもある、とCネットは指摘する。

 一方、サンフランシスコの地元テレビ放送局KPIXは、このはしけが実際にグーグルのプロジェクトであり、その目的はグーグル・グラスに関係した広告塔だと報じている。また、グーグルがはしけの停泊許可を取得していないため、建設が中断していると補足した。

 グーグルは2008年に、海上データ・センターの構想を明らかにして話題を呼んだことがある。サンフランシスコ湾のはしけは、グーグルが2010年に特許を取得したモジュラー・データ・センターに非常によく似ている。

 この特許では、サーバーを最大100台入れた貨物用コンテナを4層に重ねる構造が示された。プロセッサー数は最大2000基、データ容量にして5テラバイトのストレージとみられる。

 コンテナの各層をつなぐ垂直管に電源や通信配線を入れる設計、さらには上層部のコンテナに前面の階段からアクセスできることも特許では説明されている。謎のはしけにも同様の階段が見られる。

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