GM、アルミの接合で進化〜スポット溶接技術を採用

 車体の軽量化促進でアルミニウムの活用が進む中で、自動車メーカーは新たなボンディング(接合)技術の開発に注力している。

 ワーズ・オートモーティブ・リポーツによると、ホンダは以前、新型「アコード」のフロント・サブフレームでアルミをスチールに接合するため、摩擦撹拌接合(Friction Stir Welding:FSW)と呼ばれる新工程を採用した。これに対してGMは、アルミとアルミを溶接する業界初の手法を編み出した。この抵抗スポット溶接(resistance spot welding)技術は、特許を取得した多重環構造のドーム型電極を活用することで、確実性に欠ける平滑電極よりもアルミ同士を確実に接合できるのが特長。

 GMの製造システム研究室グループを統括するブレア・カールソン氏は、「アルミボディ構造を当社が計画する範囲でスポット溶接している自動車メーカーは存在せず、この技術を通じて低コストで… 続きを読む

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