ハネウェル、独ブレーキ部品事業を売却へ
- 2014年1月7日
- 米国ビジネス
航空宇宙機器大手ハネウェル・インターナショナル(ニュージャージー州)は、ドイツを本拠とする自動車や鉄道用ブレーキ関連部品事業について、自動車部品大手フェデラル・モーグル(ミシガン州)の欧州部門に約1億5500万ドルで売却することで合意した。
ウォールストリート・ジャーナルによると、売却事業には中国とルーマニアの工場も含まれ、2014年下半期に完了する予定。
ハネウェルは、航空宇宙、建物管理、安全商品事業などを主力とする多国籍企業だが、経済の低迷で販売が鈍化する中、近年は欧州事業を中心に合理化に多額を投じて利益率改善に努めている。
フェデラル・モーグルは、ハネウェルのブレーキ部品事業を統合することで事業全般の相乗効果を狙っている。ハネウェルのデイブ・コート会長兼最高経営責任者(CEO)は「ブレーキ部品事業の競争力は予想以上に改善したが、独自の技術を重視する当社の方針や長期的な成長計画にそぐわない」と説明した。
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