サムスン、手ごろ価格のSSDを大量生産開始 〜 データ・センター向けに

 韓国サムスン電子(Samsung Electronics)は、従来製品より低価格のソリッド・ステート・ドライブ(SSD)の大量生産を開始し、企業のデータ・センター向けストレージ市場の開拓を本格化させる。

 コンピュータワールドによると、サムスンの新型SSD「PM853T」は、3ビットのMLC(multi-level cell)技術を採用し、1メモリー・セルあたり3ビットを保存できる。SLC(single-level cell)や2ビットMLCより保存密度が高いため、1ビットあたりのコストは下がる。6月末までに出荷開始される見通し。

 PM853Tには、 240GBと480GB、そして960GBの3機種があり、読み込み速度は毎秒530MB、書き込み速度は同420MB。

 競合社のマイクロンも、MLC技術を採用したSSDを先週から出荷している。マイクロンの製品「M500DC」には、120GBと240GB、480GB、そして800GBの4機種があり、価格は1ギガバイトあたり1ドル。

 サムスンのPM853Tの価格はまだ公表されていない。

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