注射針不交換で禁錮刑 ウガンダの看護師、批判も

 【共同】アフリカ東部ウガンダの裁判所は19日、自分の指に一度刺さった注射針を交換せずに男児(2)に使用したエイズウイルス(HIV)感染者の女性看護師(64)に対し、命に関わる病気を広めた過失罪を認め、禁錮3年の判決を言い渡した。AP通信などが伝えた。男児は感染していない。

 看護師は、悪意はなかったとして無罪を主張していたが、ウガンダでは「殺人看護師」などと大々的に報道された。欧米の人権団体は「判決はウガンダでHIV感染者に対する差別がはびこっていることの表れだ」と批判した。

 看護師が1月、男児の腕に注射した際、母親が針を交換していないことに気付いて告発した。看護師は直後に逮捕されたという。

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