イーライとサノフィが提携〜ED治療薬シアリスのOTC化で

 医薬品大手イーライ・リリー(インディアナ州)と仏同業サノフィは、リリーの男性性機能不全(ED)治療薬「シアリス」を同種の製品では初の大衆薬(OTC)として販売するライセンス契約を結んだ。

 地元紙インディアナポリス・スターによると、サノフィとイーライ・リリーは今後、シアリスを処方せんなしで販売する政府認可取得を目指し、欧米でイーライ・リリーの特許が失効する2018年に発売する計画だ。

 シアリスは13年、21億6000万ドルを売り上げ、イーライ・リリーにとって4番目に大きな収入源となっている。

 両社の契約によると、OTC版シアリスが認められた国すべてで販売をサノフィが受け持ち、イーライ・リリーがプエルトリコでのシアリス製造を担当する。契約額は未公表。

 黄色い錠剤のシアリスは02年に欧州、03年に米国で発売されて以来、延べ4500万人の男性に処方されている。

 イーライ・リリーのデイブ・リックス上席副社長によると、40歳以上の米国人男性の半数がEDを患っており、多くが医者にかかるのをためらっているためシアリスの大衆薬は大きな需要が見込める。

 ED治療薬は、1990年代後半にファイザーが発売した「バイアグラ」が最初。ファイザーは数年前に欧州でバイアグラOTC版の販売認可を申請したものの、その後取り下げた。

 イーライ・リリーによると、各国での認可申請はサノフィが主導する。

この記事が気に入りましたか?

US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします

最近のニュース速報

アメリカの移民法・ビザ
アメリカから日本への帰国
アメリカのビジネス
STS Career

注目の記事

  1. 植民地から合衆国建国へ 18世紀半ば、現在のアメリカ東海岸にはイギリスの支配下にある...
  2. 2025年12月1日

    就職&雇用ガイド2025
    監修 STS Career https://usfl.com/author/stscar...
  3. 2025年10月8日

    美しく生きる
    菊の花 ノートルダム清心学園元理事長である渡辺和子さんの言葉に、「どんな場所でも、美しく生...
  4. 2025年10月6日

    Japanese Sake
    日本の「伝統的酒造り」とは 2024年12月、ユネスコ政府間委員会第19回会合で、日...
  5. アメリカの医療・保険制度 アメリカの医療・保険制度は日本と大きく異なり、制度...
  6. 2025年6月4日

    ユーチューバー
    飛行機から見下ろしたテムズ川 誰でもギルティプレジャーがあるだろう。何か難しいこと、面倒なこ...
  7.        ジャズとグルメの町 ニューオーリンズ ルイジアナ州 ...
  8. 環境編 子どもが生きいきと暮らす海外生活のために 両親の海外駐在に伴って日本...
ページ上部へ戻る