自動ブレーキ技術で格付けが改善〜米保険団体の衝突回避性能試験
- 2014年6月16日
- 自動車関連
道路安全保険協会(IIHS)がこのほど新型車を対象に実施した前面衝突回避システムの試験で、自動ブレーキ技術を搭載した車種が格付けで著しい改善を示した。
デトロイト・ニューズによると、2013年に衝突回避技術を対象とした新しい格付けを発表したIIHSは今回、24車種の乗用車およびSUVのうち21車種に高い評価を与えた。
パーフェクトのスコアを獲得したのは、14年型BMW「5シリーズ」および「X5」、同メルセデスベンツ「Eクラス」、15年型現代「ジェネシス」の4車種。次に高いスコアで4車種と同じ「superior」の格付けには、GMの14年型ビュイック「リーガル」、キャデラック「CTS」および「XTS」、シボレー「インパラ」が入った。13年調査で同評価を獲得したGM車は、キャデラック「ATS」と「SRX」のみだった。
IIHSは、自動ブレーキの搭載車を対象に、時速12マイル(mph)および25mphの前面衝突防止の性能を試験。自動ブレーキが適用されるシステムの搭載車もあれば、ドライバーへの警告にとどまるシステムのみの車種もある。
IIHSによると、14年型車の20%以上が自動ブレーキを搭載し、12年型車の2倍に上った。前面衝突警告システムのオプション搭載車は、14年型車の約40%を占めるという。
海外メーカーではBMWとレクサスが評価を改善し、IIHSの取締役副社長は両ブランドが「システムにブレーキ機能を追加し、高い評価につながった」と説明した。
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