裁判員の厳罰判決修正 求刑1.5倍「重すぎ」

 【共同】幼児虐待死事件で傷害致死罪に問われ、一審の裁判員裁判で求刑の1.5倍となる懲役15年を言い渡された両親の上告審判決で、最高裁第1小法廷(白木勇裁判長)は24日、「他の裁判結果との公平性を損なう甚だしく不当な量刑だ」として一審判決とこれを支持した二審判決をいずれも破棄し、父親に懲役10年、母親に懲役8年を言い渡した。

 裁判員裁判の結論を最高裁が判決で見直したのは初めて。判決は「裁判員裁判で過去の判例に従う必要はないが、公平性を保つためにこれまでの量刑傾向を踏まえるべきだ」との初判断を示した上で「判例を前提としない判断をするには具体的で説得力のある根拠を示さなくてはならない」と指摘した。5人の裁判官全員一致の結論。

 最高裁によると、裁判員裁判での求刑超え判決は5月末までで49件出た。市民感覚を反映した厳しい判決が相次ぐ中、刑の重さ(量刑)に不公平が生じないよう、判例の尊重を求める判断で、今後、地裁や高裁の判断に影響を与えそうだ。

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