欧州探査機が彗星到着 10年の旅路の末に
- 2014年8月6日
- 世界のニュース
【共同】欧州宇宙機関(ESA)が2004年に打ち上げた無人探査機ロゼッタが6日、最終目的地であるチュリュモフ・ゲラシメンコ彗星から約100キロの距離に到着した。今後さらに約10キロまで接近しながら来年末まで観測を続ける。今年11月には小型の着陸機を投入し、彗星の構成成分などを調査する。
この彗星はだるまのような形をしており、直径3〜5キロ程度。太陽の周りを6年半かけて公転し、軌道は最も遠くて木星の外側、最も近くて地球と火星の間を通る。
ESAによると、ロゼッタは04年3月にフランス領ギアナにあるクールー宇宙基地からアリアン5ロケットで打ち上げられた。これまでに地球や火星の重力を利用して加速しながら、約64億キロの旅路を経て同彗星に到着した。この距離は地球と太陽間の約43倍に相当する。途中で二つの小惑星にも近づき観測データを届けた。
この記事が気に入りましたか?
US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします
最近のニュース速報
-
2024年4月29日 アメリカ発ニュース, ハイテク情報, 米国ビジネス
米商務省、TSMCのアリゾナ工場への投資を提案 〜 米中緊張悪化を背景にチップの国産化に重点
-
ディープフェイク、金融サービス業界をいよいよ標的に 〜 生成人工知能による音声模倣で詐欺急増は必至
-
2024年4月25日 アメリカ発ニュース, 米国ビジネス, 自動車関連
広告嫌いのテスラが一転、積極展開
-
ビットコイン半減は価格にいかに影響するのか 〜 最高値更新から乱高下、次の半減期が目前に
-
2024年4月22日 アメリカ発ニュース, 米国ビジネス, 自動車関連
ボルティモアの橋崩落、輸出・小売業者に影響
-
米国のMBA課程、人工知能分野の教育を積極化 〜 会社で求められる技能に学生側も関心を強める
-
2024年4月18日 アメリカ発ニュース, 米国ビジネス, 自動車関連
テスラ、急速充電網を開放~EV普及の節目となるか
-
2024年4月15日 アメリカ発ニュース, 米国ビジネス, 自動車関連
EV生産コスト、27年にはガソリン車より安く~ガートナーが予想
-
人間の労働力の方が人工知能より安価 〜 MITの研究、雇用機会の大部分は人工知能にまだ奪われないと結論
-
ドローン配送に現実味~運用範囲広がる