日立金属、米鉄鋳物社買収

 【共同】日立金属は、米国の輸送機向け鉄鋳物メーカー「ワウパカ・ファンドリー」を傘下に入れると発表した。ワウパカ社の持ち株会社の全株式を10月に約1300億円で取得する。米国、カナダ、メキシコを中心に、自動車のブレーキなどに使う部品を供給する。

 ワウパカ社の鉄鋳物の生産能力は年約157万トン、年約19万トンの日立金属は、買収により生産能力を大幅に拡大する。

 東京都内で記者会見した日立金属の小西和幸会長は「北米地域の自動車生産は伸びている。鉄鋳物は今後も成長する分野だ」と語った。

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