WHOが一部職員引き揚げ エボラ出血熱、シエラレオネ

 【共同】世界保健機関(WHO)は26日、WHOの提携機関から西アフリカのシエラレオネに派遣された疫学専門家がエボラ出血熱に感染したことを受け、この専門家が働いていた同国東部カイラフンの検査施設からスタッフを一時的に引き揚げたと明らかにした。

 WHOの現地責任者は、既に数週間の活動でスタッフらは疲労していて、「さらに(感染者の発生という)ストレスが加われば、事故が起こるリスクが高まる」と説明した。その上で「医療従事者を保護すれば長期的に地域の助けになる」と理解を求めた。

 WHOは感染が起きた原因を究明した上でスタッフの生活、労働環境を見直し、感染の可能性を減らす対策を実施。その後、カイラフンにスタッフを戻すという。

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