「次のエイズ」に懸念 エボラ出血熱、326億ドル損失も

 【共同】疾病対策センター(CDC)のフリーデン所長は9日、首都ワシントンで世界銀行が主催したエボラ出血熱の対策会議で「エボラ出血熱が『次のエイズ』にならないように今すぐ行動しなければならない」と述べ、西アフリカの流行封じ込めへ各国の支援を呼び掛けた。

 世界銀行のキム総裁は同日、ワシントンで記者会見し、エボラ出血熱の感染拡大による西アフリカ地域での経済損失が「2015年末までの2年間で計326億ドル(約3兆5000億円)に達する恐れがある」と懸念を示した。

 フリーデン所長は「30年にわたる私の公衆衛生分野での経験上、今回のような例はエイズだけだ」と事態の深刻さを強調。エイズはアフリカで初めて人に感染し、実態把握や対策が取られないまま世界中に広まったとされ、感染者が8000人を超えたエボラ熱も同じ道をたどる恐れがあると指摘した。

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