ルネサス、車載用マイコンを開発
- 2014年10月24日
- 自動車関連
ルネサス エレクトロニクスは、電動パワーステアリング(EPS)やブレーキシステムなどのシャシーシステム向けでは世界初となる40nmプロセスを採用した車載用32ビットマイコン「RH850/P1xシリーズ」を開発、サンプル出荷を開始した。
新製品は、40nmプロセス技術と同社独自のMONOS構造フラッシュメモリにより、高速読み出し、かつ従来品の約半分の消費電流を実現。また、高い安全性が求められるシャシーシステム向けに、最適な故障検出技術を豊富に搭載している。
CPUには、2つのCPUコアで同じソフトを動作させ、その結果をコンパレータで比較しエラーを検出するロックステップ方式を採用。フラッシュメモリなどにはECC(Error Check and Correct)機能を取り入れ、データの誤り訂正・検出が行える。タイマやADC、シリアル通信などの周辺機能にもシステムで診断するための故障検出機能を搭載し、BIST(Built-in Self-Test)機能により各故障検出機能自身の故障を検出できる。さらに、ECM(Error Control Module)の搭載で、各モジュールからのエラー信号入力に対してエラー端子出力や、リセット発生などの設定が行えるようにした。
新製品「RH850/P1M」は2016年6月より量産を開始し、月産300万個を目指す。サンプル価格は8000円。
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