事態打開へ対話重視 首相、ソフト路線に

 【共同】安倍晋三首相が日朝協議に関し、過去の結果にとらわれずに安否再調査を進めるとした北朝鮮側の発言を紹介したのは、解決に向けた「外交成果」(政府筋)としてアピールする狙いがあるのは間違いない。交渉を通じ事態打開を目指す“ソフト路線”を鮮明にしたといえそうだ。

 これまで首相は相手の言葉を信じて解決を目指す「対話」より、経済制裁強化など「圧力」に軸足を置いてきた印象が強い。背景には北朝鮮への根深い不信感があった。

 北朝鮮には「死亡した」とする横田めぐみさんと別人のものとみられる骨を「本人の遺骨」として日本に手渡し、反発を浴びた経緯がある。ほかの被害者の「死因」も不自然で、信用できないとの受け止めが根強い。

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