ボルトの駆動系も国内で生産〜GM、販売低迷で性能改善へ
- 2014年11月7日
- 自動車関連
ゼネラル・モーターズ(GM)は、プラグイン・ハイブリッド車(PHV)「シボレー・ボルト」の電気駆動装置の生産をメキシコからデトロイト地域に移管する。航続距離の拡大と性能の改善を通じて販売の低迷を打開するのが狙い。
AP通信によると、メアリー・バーラ最高経営責任者(CEO)は、デトロイトで開かれた地元財界会合で講演し、2015年下半期に投入予定の改良版ボルトについて、電池の蓄電量を上げながら小型化することで航続距離を伸ばせると語った。ボルトは現在、電池だけで約38マイル走行でき、その後補助の小型ガソリン発電機が作動する。
電気駆動装置の生産をメキシコ・ラモスアリスペ工場からミシガン州ウォレンの変速機工場に移管することで、GMは15年から駆動系、電池パック、ガソリン発電機のすべてを国内で生産することになる。
バーラCEOはこのほか、州南東部の工場に総額3億ドルを追加投資する計画を公表した。
バーラ氏は講演で、10年以降のボルトの累計販売台数(7万台)が期待外れであることを認めた。14年1〜9月は、ガソリン価格が低水準で推移する中で前年同期比13%減の1万4540台にとどまっている。
この記事が気に入りましたか?
US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします
最近のニュース速報
-
2024年4月29日 アメリカ発ニュース, ハイテク情報, 米国ビジネス
米商務省、TSMCのアリゾナ工場への投資を提案 〜 米中緊張悪化を背景にチップの国産化に重点
-
ディープフェイク、金融サービス業界をいよいよ標的に 〜 生成人工知能による音声模倣で詐欺急増は必至
-
2024年4月25日 アメリカ発ニュース, 米国ビジネス, 自動車関連
広告嫌いのテスラが一転、積極展開
-
ビットコイン半減は価格にいかに影響するのか 〜 最高値更新から乱高下、次の半減期が目前に
-
2024年4月22日 アメリカ発ニュース, 米国ビジネス, 自動車関連
ボルティモアの橋崩落、輸出・小売業者に影響
-
米国のMBA課程、人工知能分野の教育を積極化 〜 会社で求められる技能に学生側も関心を強める
-
2024年4月18日 アメリカ発ニュース, 米国ビジネス, 自動車関連
テスラ、急速充電網を開放~EV普及の節目となるか
-
2024年4月15日 アメリカ発ニュース, 米国ビジネス, 自動車関連
EV生産コスト、27年にはガソリン車より安く~ガートナーが予想
-
人間の労働力の方が人工知能より安価 〜 MITの研究、雇用機会の大部分は人工知能にまだ奪われないと結論
-
ドローン配送に現実味~運用範囲広がる