ソニー・ピクチャーズ、システム・ダウンを発表 〜 「#GOP」にハックされる
- 2014年11月26日
- ハイテク情報
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント(SPE)は25日、同社のコンピュータ・システムズが24日から二日間にわたってハッキング攻撃を受けたため停止していることを明らかにした。
ロイター通信によると、SPEのコンピュータ・システムは停止するまえに、「#GOPによってハックされた(Hacked By #GOP)」という犯行声明と一緒に赤い頭蓋骨の画像が画面に表示された。
報道陣はソニーが発表するまえに、SPEに対する大規模のハッキング攻撃があったことを報じていた。SPEはそれに追随する格好で今回発表した。
関係筋によると、ハッカーらは、入手した「秘密」を公開する、と同社に警告しているが、詳細は不明。
ソニーは今回の発表に際し、さきに報じられたことに触れず、ハッキング攻撃に関する詳細をいっさい説明していない。同社は、以前に攻撃された際に情報開示の不誠実さを批判されたにもかかわらず、隠蔽体質が改善されていないことを露呈した。
一方、連邦取引委員会(FTC=Federal Trade Commission)は25日、ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)がプレイステーション・ヴィータ(PS Vita)に関して虚偽宣伝行為を働いことを非難するとともに、SCEが購入者の一部に返金することで和解が成立したことを明らかにした。
ワシントン・ポスト紙によると、ソニーはPSヴィータを販促するにあたり、「業界を変えるほどの革新的な新機能」が新型ヴィータに搭載されると約束したものの、実際にはそういった機能は存在しないため、FTCでは消費者をだます行為だと判断した。
問題のヴィータは2012年2月に米国で発売されたもので、ソニーはそれに先駆けて、ツイッターを活用した口コミ効果を狙って宣伝を発信した。
FTCによる今回の制裁は、企業がツイッターを使った販促活動に対する初の詐欺的宣伝摘発となった。
SCEはFTCとの和解に応じ、発売当初の購入者に対し25ドルの返金と、ゲーム・ソフトウェア購入に使える50ドル分の商品券を提供することで合意した。
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