数千人がマララさんら祝福 宿舎のベランダで手振る

 【共同】オスロでノーベル平和賞の授賞式を終えたマララ・ユスフザイさん(17)とカイラシュ・サトヤルティさん(60)は10日夜、宿泊先のホテルのベランダに登場。受賞者をたたえる例年のたいまつ行進に加わった市民数千人の拍手や歓声に、大きく手を振って応えた。

 今年の賞は教育に光を当てたことから、子連れの姿も目立つ。祖父母と共にマララさんの姿を見たフーゴ・レーランさん(8)は「宿題はいつも好きというわけじゃないけど、賢くなるため学校は大切だ」と話した。

 たいまつを掲げて2人を迎えたトム・ギルブさん(73)は「今年の受賞者はとても良い選択。見放されていた子どもを助けるというのは、単純だが、骨の折れる仕事だ」と指摘。全ての子どもが学校に行けるようになるには「数十年かかるかもしれないが、今すぐ取り組みを始めなくてはならない」と訴えた。

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