グーグル、ユタ州最大のソーラー計画を支援
- 2015年1月8日
- 米国ビジネス
自治体の再生可能エネルギー発電計画を支援するグーグルは、ノルウェーのスカテック・ソーラーと提携し、ユタ州で最大規模の太陽光発電所を設立する。
ウォールストリート・ジャーナルによると、両社はプルデンシャル・キャピタル・グループとともに、2015年末から稼働予定のメガソーラー「Utah Red Hills Renewable Energy Park」に約1億8800万ドルを投資する。全面稼働後は、およそ1万8500世帯分の消費量に相当する年間約2億1000万キロワット時(kWh)の電力を生産できる。
グーグルが投資する代替エネルギー発電事業は、これで18件目。同社はこれまで3大陸でのソーラーおよび風力発電計画に計15億ドル以上を投資し、出力を合計するとアリゾナ州の水力発電所フーバー・ダムをしのぐ計2.5ギガワット(GW)超に達している。
グーグルが代替エネ発電に投資する理由として、二酸化炭素(CO2)の排出量削減やデータ・センター向けの活用強化が挙げられる。今回の提携では、同社は税優遇が受けられる投資企業に認定されている。
北米スカテックのルイジ・レスタ取締役によると、ソーラーには他のエネルギーと比べて初期投資後の運営コストが小さいほか、燃料コストが高騰する恐れがないという利点がある。特にユタは日照量が多く、標高が高くて(約5800フィート)涼しいため、高温に弱いといわれる太陽光発電に適した環境だという。
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