ダイキン、ヒューストンに新工場〜日本型エアコン販売強化へ

 ダイキン工業(大阪市)は7日、テキサス州ヒューストン近郊に総工費4億1000万ドルでエアコン工場を建設する計画を明らかにした。

 ウォールストリート・ジャーナルによると、新工場は同州ホックリーに建設され、ダイキン傘下の空調機器大手グッドマン・グローバル(Goodman Global、テキサス州)の生産・物流施設を統合する。2016年前半に操業開始の予定で、日本型の省エネ技術を駆使したエアコンで米空調市場への食い込みを狙う。

 グッドマンは新工場開設に伴い、テキサス(従業員約3000人)およびテネシー州(1000人)の既存施設を閉鎖する。ダイキンは人員削減を計画しておらず、グッドマン従業員に新拠点への転居を求める。新規雇用も予定していない。

 グッドマンの蛭子毅(えびす・たけし)社長によると、敷地面積90エーカーの新工場は製造コストを削減するほか、米消費者向けの特注設備の生産を迅速化できる。

 米国のエアコンは、配管を通じて冷気を各部屋に送る「ダクト式」が主流。日本では部屋ごとの温度管理が可能な「ダクトレス式」がほとんどだ。

 エネルギー省のパシフィック・ノースウェスト国立研究所(PNNL)が12年に実施した調査によると、日本型の空調システムは米国型よりエネルギー消費量を最大で34%減らせると見込まれる。

 一方、米国内の建物は商用・住宅を問わず米国型システムに対応しているため、日本型のエアコンだと設置に相当の費用がかかる可能性が指摘されている。

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