白人元警官の立件見送りへ 黒人射殺事件で米司法当局

 【共同】ニューヨーク・タイムズ電子版は21日、ミズーリ州ファーガソンの白人警察官による黒人青年射殺事件をめぐり、白人警官(事件後辞職)による公民権法違反の有無を捜査していた司法当局が立件を見送る見通しになったと報じた。

 複数の司法当局者の話としている。ホルダー司法長官らが近く最終決定する。ファーガソンを管轄する同州セントルイス郡の大陪審は昨年11月、殺人の罪などについて元警官の不起訴を決定しており、刑事責任は問われないことになる。

 公民権法は黒人差別を禁じているが、同紙によると捜査の結果、容疑を裏付ける証拠が見つからなかった。ファーガソンの市警による組織としての公民権法違反の疑いについては引き続き捜査が続くという。

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