自動車リコールが過去最多〜14年、運輸当局が発表
- 2015年2月17日
- 自動車関連
2014年に自動車メーカーが米国で届け出たリコールの台数が、過去最高の6390万台に上ったことが運輸省道路交通安全局(NHTSA)のまとめで分かった。その大部分はゼネラル・モーターズ(GM)車の点火スイッチと、タカタ製エアバッグの欠陥が原因だった。
ロイター通信によると、昨年の自動車のリコール数はそれまでの最多だった04年(3080万台)を倍以上上回った。2月に始まった点火スイッチの欠陥によるGM車の大量リコールは国内で2600万台に達し、欠陥を長年放置したGMへの批判が高まったほか、他メーカーがリコールに関して敏感になるきっかけとなった。
タカタ製エアバッグの欠陥は、インフレータ(膨張装置)が過剰に強い勢いで膨らむため金属の破片が車内に飛散する恐れがあるという内容。国内では5件の死亡事故と関連付けられ、すべてホンダ車に搭載されていた。
車のリコール急増で運輸当局も、欠陥を見つけられずメーカーの調査も不十分だったとして議会や交通安全推進団体の批判の的になった。
この記事が気に入りましたか?
US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします
最近のニュース速報
-
2024年5月20日 アメリカ発ニュース, ハイテク情報, 米国ビジネス
人工知能が農業におよぼす大きな変革 〜 遺伝子情報を駆使した品種改良に貢献
-
米技術大手ら、メキシコでの製造拡大に注力 〜 台湾の技術製品メーカーらに熱心に働きかけ
-
2024年5月16日 アメリカ発ニュース, 環境ビジネス, 米国ビジネス
米国内都市圏の住宅所有者らは自然災害に要注意〜異常気象による損害危険の高い地域が明確に
-
2024年5月16日 アメリカ発ニュース, 米国ビジネス, 自動車関連
ドライバーの過半数が「AVは怖い」~AAA調査
-
2024年5月13日 アメリカ発ニュース, 米国ビジネス, 自動車関連
EVへの関心、ますます低下~消費者、メーカーの思惑に反し
-
インフルエンサーとブランドをつなぐプラットフォームで台頭 〜 ショップマイ、1850万ドルを調達
-
シンケイ・システムス、魚の活け締め技法を機械化 〜 完成に接近、鮮魚流通網に革新をもたらす可能性
-
ドキュサイン、インテリジェント契約管理サービスを発表 〜 電子署名ソリューション以外に事業を拡大
-
2024年4月29日 アメリカ発ニュース, ハイテク情報, 米国ビジネス
米商務省、TSMCのアリゾナ工場への投資を提案 〜 米中緊張悪化を背景にチップの国産化に重点
-
ディープフェイク、金融サービス業界をいよいよ標的に 〜 生成人工知能による音声模倣で詐欺急増は必至