日産、「目に見える」部品共有へ〜ハンドルからミラーまで

 モジュラー・プラットフォームの採用で部品の共有化を進めてきた日産自動車は、車両の目に見える箇所でも部品や機能を共有する一大転換に踏み切る。

 オートモーティブ・ニューズによると、日産の部品の共有でコストの節約を実現したが、対象部品の大半は所有者の目に触れないボンネットの下で使用されている。

 しかし、今後はハンドルからサイドミラー、ドアハンドルまでモデル間で共有化を進める戦略だ。

 共有化はステレオタイプや安っぽいイメージを与えかねないリスクを伴う。それでも日産のグローバル・デザイン部門を統括する中村史郎常務によると、コストの削減と同時に品質を向上させ、ブランドのアイデンティティーを強固にできる可能性がある。

 日産も大半の自動車メーカーと同様、廉価なモデルで低コストのハンドルやミラー、音響システムを採用してきたが、これら部品設計の標準化を上位モデルへも拡大させていく方針だ。

 日産はパートナーのルノーとともに13年、新車両設計技術「CMF(コモン・モジュール・ファミリー)を導入した。

 日産・ルノー連合は部品の共有化を通じ、部品の購買コストを20〜30%、開発コストを30〜40%削減する目標を掲げている。CMF車両の第1陣が投入される16年には、中型車など計150万台が共有部品で組み立てられる見通しだ。

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