産業ロボティクスの世界市場、2020年までに444億ドル 〜 調査会社TMRが予想

 トランスペアレンシー・マーケット・リサーチ(TMR)によると、産業用ロボティクス市場は向こう数年間に大幅成長を維持し、2020年までに444億ドル市場に達すると予想される。

 マニュファクチャリング・ビジネス・テクノロジー誌が報じたTMRの調べによると、2013年に289億ドルを記録した世界の産業用ロボティクス市場は好調な成長を維持し、2014年〜2020年まで年率平均6.2%で拡大し続ける見通しだ。

 好調な成長持続の要因としては、中小企業市場へのロボティクス浸透や工員賃金の上昇が挙げられる。そのほか、研究&開発への投資拡大によるロボット導入コストの低下、工程の単純化も要因だ。また、それらの大部分はアジアで特に顕著と言える。

 TMRでは、ロボット導入増をけん引する分野として、精密および光学、金属、飲食加工の三つを挙げている。近い将来にそれらの3分野では、ロボット導入が急増する可能性が高い、とTMRは報告している。そのほかの分野としては、自動車や機械、ゴム、化学、プラスチック、電子機器が挙げられる。

 2013年における世界の産業用ロボティクス市場はアジア太平洋によってけん引された。産業用ロボティクス需要は今後、アジアの大型工場に加えて、北米や欧州の中小企業市場に広がる、とTMRは予想する。

 米州のロボティクス市場については、メキシコ市場の成長が特に目立つと予想される。

 TMRによると、産業用ロボティクスの種類では、水平多関節ロボット(SCARA=Selective Compliant Assembly Robot Arm)を筆頭に、直交ロボット(Cartesian)、円筒座標ロボット(cylindrical)、関節ロボット(articulated)の需要が高まる見込みだ。

 産業用ロボティクスの有力企業としては、安川電機やファナック、ユニバーサル・ロボッツ(Universal Robots)、ナチ・ロボティック・システムズ(Nachi Robotic Systems)、パナソニック、デンソーが挙げられる。

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